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石川県の被災地では、ライフラインの復旧が進まず、多くの人が厳しい避難生活を送っています。課題の一つがトイレです。支援のため魚沼市の企業が移動式のトイレカーを派遣しました。 前から見ると普通の軽トラックのように見えますが、後方部分のドアを開けると、中には便器。移動式のトイレカー。 製造しているのは魚沼市で建設機械や除雪機の修理・販売を手がける「ニットク」です。 ■ニットク 荒井和孝さん 「現地に視察に行き、トイレカーを入れるにあたり現地の様子や状況を自分の目で見てから、11日に輪島市に無償で貸し出しという形で納めてきた。」 トイレカーは輪島市内の保育所に設置。荒井さんは避難生活を目の当たりにして、ショックを受けたといます。 ■ニットク 荒井和孝さん 「仮設トイレの汲み取り業者が止まってしまい、汚物がいっぱいになってトイレが使えない状態になっていた。それを見てトイレカーをすぐに入れるしかないと強い想いに駆られた。」 個室の洋式便座のほか手洗い場や冷房、ウォシュレット機能も完備。 屋外でもストレスを感じずに使用できます。 大人1人と子供が一緒に中に入っても窮屈にならないくらいの広さがあり、着替えなどもできます。 排泄物をためるタンクの容量は250Lで約200回使用することができます。 ■ニットク 荒井和孝さん 「現地に行くと当たり前が当たり前じゃないという生活をしている方がたくさんいる中で、自宅で用を足しているようなスペース・空間なので被災された方がちょっとだけ気持ちが晴れるのはないかと思う。」 ニットクは、トイレカーを今後珠洲市への派遣や、増産を予定しています。 2024年1月16日放送時点の情報です。 #地震 #避難生活 #トイレカー #トイレ #UX新潟テレビ21 #新潟